休職に入って最初の頃は「何をして過ごせばいいんだろう」と悩みました。
ただ横になっているだけだと「時間を無駄にしている」と焦ってしまうし、かといって外に出る元気もない。
そんな中で、少しずつ「やってみようかな」と思えることを見つけていったのが、回復のきっかけになりました。
ここでは、実際に私が休職中に取り組んで良かったと思えたことを7つ紹介します。
1. 交換日記
夫と一緒に交換日記を始めました。
休職中は気持ちが不安定で、口に出して伝えるのが難しいことも多かったのですが、文字にすると少し落ち着いて伝えられることがありました。
特に良かったのは、日頃の感謝を言葉ではなく文字で伝えられること。
自分のために相手が時間をかけて書いてくれる、その気持ちがとても嬉しかったです。
また、日記に言葉を吐き出すことで気持ちの整理がつき、前向きな気持ちになれる効果もありました。
「話すのはしんどいけど、書くならできる」という人におすすめです。
2. 編み物
最初はYouTubeを見ながら、コースター作りから始めました。
道具はすべて100均で揃えられるので気軽にスタートできます。
特にはまったのは 編みぐるみ。
図書館で本を借りては編んでみて、少しずつ完成していく過程を楽しんでいました。
自分で作ったものが形になっていくのは大きな達成感につながります。
テレビを見ながら黙々と手を動かす時間は、ちょうど良い集中力が保てて気分も落ち着きます。
編み物は自律神経にも良いと言われていて、心身を整えるのにもおすすめです。
3. ホットヨガ
私はもともと運動が苦手で、ジムに通うことも考えましたが結局断念しました。
そんな中、真冬に思い切って体験したのがホットヨガ。
暖かいスタジオで体を動かし、汗をかく感覚がとても気持ちよく、そのまま入会することにしました。
ホットヨガは激しい運動ではないので、リラックスしながら自分の体と向き合えるのが魅力です。
特に良かったのは「呼吸」。
症状がひどいときは常に呼吸が乱れて落ち着かない感覚がありましたが、ヨガでは呼吸を意識しながら体を動かすので、心の安定につながりました。
4. 読書
症状がひどかったときは、本を開いても全く文字が頭に入ってきませんでした。
「読まなきゃ」と思うと余計に苦しくなり、途中でやめてしまうこともありました。
少し落ち着いてから、気分転換として小説やエッセイなどを読むようになりました。
すべて理解できなくても「なんとなく読み進められる」だけで心が軽くなったのを覚えています。
本を読むのは「元気になってきたサイン」だったと今では思います。
5. ブログ
自分の気持ちを整理する場としてブログを始めました。
最初は「誰かに読まれるかも」と思うと不安でしたが、書いてみると意外と前向きな気持ちになれました。
文章にすることで、自分の経験を客観的に振り返ることができたのも大きな収穫です。
今は少しずつですが、ブログが新しいチャレンジにもつながっています。
6. メルカリ
収入がなくなることが不安で、思い切ってメルカリを始めました。
家にある不要なものを出品しただけですが、意外と売れてびっくり!
初めて3か月で売り上げは 約2万5千円。
大きな額ではないけれど「自分でもお金を作れるんだ」という自信になりました。
不要なものが片付いて気持ちが軽くなるのも嬉しいポイントでした。
7. FP資格受験
休職中に少しずつ勉強を始め、FP資格の受験に挑戦しました。
本格的に取り組めない時期もありましたが、「学ぶ」ことで将来につながる安心感を得られました。
机に向かうリズムを取り戻すきっかけにもなり、「できることを少しずつ増やす」感覚が心の支えになったと思います。
まとめ
休職中はまず「しっかり休むこと」が最優先です。
でも、少し余裕が出てきたら、自分のペースでできそうなことに挑戦してみると心が和らぎます。
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書いて気持ちを整理する(交換日記・ブログ)
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手を動かして小さな達成感を得る(編み物・メルカリ)
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体や心を整える(ホットヨガ・読書)
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将来につなげる(資格勉強)
無理にやる必要はありません。
「やってみようかな」と思ったときにできることを少しずつ。
その積み重ねが、休職中の心の回復に大きな力をくれると感じました。
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