※この記事は前編の続きです。まだ前編を読んでいない方はこちらからどうぞ。
中堅企業への転職と理想とのギャップ
前職を辞めるとき、次こそは長く働ける会社を選びたいと思いました。
そこで条件を現実的に絞りました。
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転勤なし
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借り上げ社宅制度あり
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産休育休の実績
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男女比のバランス
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給与(夫と合わせて目指す世帯年収)
こうした条件で調べた結果、地方の中堅企業に転職することができました。
職場の雰囲気は良く、口コミや評判とのギャップもなく、前の職場より働きやすそうだと感じました。
「ここで新しく頑張ろう」と思っていました。
職場で直面したパワハラ・セクハラ
ところが、入社からわずか2か月後、学歴を理由に期待されたのか、会社の将来を左右する大きなプロジェクトに抜擢されました。
一見チャンスのように思えましたが、実際には“昭和おやじ”タイプの部長と組むことになり、パワハラやセクハラに耐える日々が始まりました。
仕事の指示は思いつきでコロコロ変わり、業務がどんどん増えていきました。
距離感の近すぎる関わり方に居心地の悪さを感じることもありました。
詳しくは書きませんが、いわゆる“パワハラ・セクハラ”に近い空気にさらされる場面もあり、心がすり減っていきました。
未経験の業界で右も左もわからないまま、重圧に押しつぶされそうになりながら仕事を続ける毎日。
次第に疲弊し、限界に近づいていきました。
適応障害で休職へ
やがて体調に異変が出てきました。
仕事のことを考えると動悸が止まらず、涙や震えが勝手に出てきました。
これまで30分で終わっていた仕事が2時間、3時間経っても終わらず、上手く判断できないことも増えました。
そんな様子を見た他の上司から「いったん休んで病院に行ったほうがいい」と勧められました。
診断の結果は「適応障害」。私は休職することになりました。
休職中に気づいたこと
休職して立ち止まることで、いろいろなことに気づきました。
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正社員という働き方そのものが、自分には向いていないのではないか
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週5日8時間勤務が体力的にきつく、土日がつぶれてしまう
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仕事が忙しいと夫との関係にも影響が出ていた
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人生が仕事に左右されすぎている
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やりたいことをやるのも大切だが、ストレスのかかることを避ける選択も大切
「自分の人生は仕事だけで成り立っているわけではない」という当たり前のことを、ようやく実感しました。
まとめ
大手を辞め、中堅企業に転職し、半年で休職することになりました。
一見すると失敗の連続に見えますが、正社員という働き方や、仕事に人生を大きく左右されることに疑問を持てたのは、大きな意味があったと感じています。
今はまだ副業や在宅ワークを模索中ですが、「自分の人生を守るための選択をしてもいい」という考えを持てるようになったことは大きな変化です。
これからは休職中に感じたことや、自分に合う働き方についても少しずつ発信していこうと思います。
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